新興市場も二極化

今年の7月くらいまでの相場は、鉄鋼、非鉄、造船、海運、商社など一部のブル銘柄と、新興銘柄などのベア銘柄の二極化が非常に鮮明な相場でした。
そして、今年の二極化の特徴としては、二極化がいくとこまでとことんいくという感じで、二極化の修正というのがほとんどないことが挙げられると思います。

現在の新興市場の銘柄を見ていて感じるのは、新興市場の銘柄の中での二極化が発生してきたということです。これまでは全体的にベアセクターだった新興銘柄の一部に非常に強いブル銘柄が出てきています。

普通だと、出遅れの周辺銘柄を狙うのですが、二極化がいくとこまでいく今年の傾向からすると、出遅れを狙うよりもブル銘柄の押し目を買うほうがいいような気がします。弱い銘柄はいつまでもとことん弱いですから。
というわけで新興のブル銘柄にはしっかりと注目しておきたいと思います。

本日のポジション
三菱商事【東証1部:8058】売り1000株

日足チャートは二番底シナリオを示唆

日足ベースでは、日経平均のチャートや多くの銘柄のチャートが長い下ひげや陽線となり二番底シナリオの可能性を示唆しています。
このまま日経平均が、今日の安値を守ることができれば、一番底が15262円、戻り高値が16504円で、二番底が15830円ということになり、戻り高値である16504円を越えれば二番底完成となります。

このようにチャートは二番底シナリオの可能性を示唆していますが、海外市場、為替ともに不安定な局面であることには変わりなく、また日足ベースでも週足ベースでも下落トレンドであることには変わりないので、指数の下ひげがだましとなる可能性も十分あると思い、個人的にはあまり強気になれません。

ただ、今日の下落に対する反応の仕方を見て新興市場の一部の銘柄は相対的に買い安心感があると感じました。他の銘柄に先駆けて日足、週足ともに上昇トレンドになっているスカイマークを打診買いしました。

本日のポジション
スカイマーク【マザーズ:9204】5000株

流動化関連銘柄

流動化関連銘柄の来期経常増益率、来期PER、時価総額を調べて時価総額順に並べてみました。なんとなく並べてみたくなっただけで、他意はありません。
(来期経常増益率、来期PERは東洋経済の数値、時価総額はyahoo financeの数値を使用)
こうしてみると来期PER8倍あたりが標準になっているようです。ずいぶん安くなりましたね。

8868 アーバンコーポレイ
20%、11.6倍、431,318百万円

8874 ジョイント・コーポ
13%、8.4倍、139,045百万円

4314 ダヴィンチ
22%、8.5倍、135,785百万円

4321 ケネディクス
8%、8.3倍、98,193百万円

8902 パシフィックマネ
14%、7.1倍、96,579百万円

2337 アセットマネ
10%、6.5倍、67,884百万円

8942 シンプレクス
18%、8.1倍、66,410百万円

8924 リサ・パートナーズ
31%、11.1倍、63,300百万円

8888 クリード
10%、7.6倍、46,408百万円

8789 フィンテックグロ
103%、5.9倍、45,388百万円

2392 セキュアードキャピ
32%、6.7倍、21,983百万円

8941 レイコフ
73%、4.3倍、5,984百万円

安く買うことがいいとは限らない

「同じ銘柄Aを1000円で買うのと、1200円で買うのとどちらが得ですか?」
と聞かれれば誰でも1000円で買う方が得と答えるでしょう。

しかし、投資のタイミングということを加味すると1200円で買った方が得になることもままあります。
例えば、現在の新興市場のように、右肩下がりの銘柄を、安値圏の1000円で買っても、その後に900円まで下落すれば、損きり注文にかかって手放すことになるかもしれません。
同じ銘柄が1000円から900円に下がった後、1200円まで上昇すると、ついこの前まで900円で買えたのにと思うと心理的には買いにくくなります(「人は過去についた値段にしばられる」参照)が、そのときに株価が上昇トレンドに転じていれば、1200円で買ったあとも上昇を続ける可能性は十分あります。

つまり、下落トレンドの最中にある1000円を買うよりも、上昇トレンドに転じたあとの1200円を買う方が、利益を上げやすいということはよくあることです。

同じ銘柄であれば、少しでも安く買いたいという気持ちは誰でも持っていますが、その気持ちが強すぎると、普通は決して捕らえることができない底値を狙いにいくことになり、たいていは失敗に終わります。

私もそういう理屈は十分分かっていたつもりでしたが、今年の新興銘柄に関しては、ちょっと底を狙ってしまっていたかなと反省しています。
新興銘柄については、上昇トレンドになってから買うか、二番底形成を買いにいった方がよさそうな気がしています。
新興市場については、歴史的な下落率ですから、上昇トレンドに転じてからの買いでも十分利益は出せると思いますのでゆったり構えて取り組みたいと思います。

本日のポジション
なし

真空地帯での空中戦

一般的に、過去の累積出来高が多い価格帯で株価の動きは緩慢になり、過去の累積出来高が少ない価格帯では、価格は大きく変動しやすくなります。
現在の日経平均の株価位置というのは、過去の1年の累積出来高をみても、かなり少ないゾーンであり、来週1週間で1000円くらい上か下に動いても全く不思議ではありません。
出来高の少ない真空地帯での空中戦という印象で、参加することが難しい印象を受けます。

今後二番底を形成するかどうかの議論がありますが、個人的には、二番底シナリオということよりも、どこが目先の戻り高値になるのか、戻り高値からの押しはどれだけかということの方が重要だと思います。
極端な話、このままするすると17000円まで上昇した後、16500円まで押して、17000円を回復すれば、16500円が二番底になるので、二番底が現在値より下とは限らないわけで、「二番底シナリオ=ここが売り場」と単純にはいかないと思います。
その意味では、この場面で重要なのは、抽象的に「二番底シナリオ」を論じることではなく、自分なりに「戻り高値」を想定しながら、それを相場で確認していくという作業なのだと思っています。

本日のポジション
なし

安易な空売りは危険

3日間の休み明けだったので、ゆったりと構えていたら、買う予定の銘柄は大きく上昇してしまい買いそびれました。
木曜日の相場など見ていて思うのは、買いポジションがなくて上昇されてくやしいと、心情的には売りから入りたくなりますが、特に新興銘柄など、ここまで徹底的に売り込まれた銘柄に安易に空売りで入ることはかなり危険だと思います。
私自身もサイバーエージェントなど売りの視点で見ている銘柄があるのですが、引けではストップ高になっており、安易に売ると危ないなと感じました。
売りから入れるのであれば、25日移動平均線などの抵抗線に十分引き付けてから行う方がいいのではないかと思っています。

本日のポジション
なし

結局は自分をコントロールすることができるかどうかが問題

週末は、今週のトレードの内容を1つ1つ検証していました。
普段から、自分の欲をコントロールすることが大切だということは十分に分かっていて、自分はそれをある程度できると思っているのですが、先週の金曜日のような市場の混乱状態にあるなかでは、自分に対するコントロールが十分に働かなかったということが敗因の半分以上でした。

同じトレードによる損失でも、自分が決めたルールに従ってトレードが完結しているのであれば、それは後悔する必要も、反省する必要もないと思います。
(もっともトレードの手法自体を修正する必要が生じる場合はあると思います。)
一方で、自分が決めたルールを破って生じた損失は、本来避けられる損失なので、同じ損失でも質が悪い損失だと思います。こういう損失は後に尾を引くので精神的な悪影響も大きいです。

金曜日のトレードを検証したところ、損失額の内訳は、
ルールに従った売買による損失  70万円 
ルール違反による損失     100万円

ルール違反をしなければ、損失は半分以下だったわけで、損失のほとんどは自分の欲をコントロールできなかったことによって生じていたことが分かり、大変ショックを受けました。
今週の金曜日については、多くの人が同じ間違いを犯していると思うので、私が反省ノートに書いている内容の概略を書きます。

基本的に木曜日までにかなり下落していたこともあり、金曜日はリバウンドを取ることで頭が一杯になっていました。
また、買い下がりは普段はしないのですが、それこそ16000円から下は先物に100円毎に買い指値を入れて買ってもいいくらいの気持ちでいました(実際にはしていません)。
常識的に考えてこれ以上下落するはずがないという思いに捕らわれて、リバウンドの利益の方にばかり目がいっていたということです。
それによって以下のルール違反をしました。

1 損きり執行ルール違反
木曜日の大引けで持ち越した先物1枚の買いの損きり逆指値注文を取り消しました。
この値動きは異常事態であり、ここは損きりを一旦保留して、戻りを待って売ろうと思ったのですが、結果約50万円ほど損失を拡大させました。
同じく個別株の損きり注文を取り消して30万円ほど損失を拡大させました。

2 ナンピン禁止違反、建て玉制限違反
同じく先物ですが、下落途中に15700円で1枚だけナンピンし15500円で投げました。ナンピン禁止違反とともに、先物の建て玉は1枚までというルールにも違反しました。
もし、ナンピン禁止と建て玉制限ルールがなかったら10枚くらい買い下がっていたかもしれません。

上記ルール違反によって100万円の損失が生じました。

今後の対策:パニック相場の時は、大きな利益を得る可能性があるため、投資家を普段より一層強欲にさせる。そのため、感情のコントロールが通常よりも難しくなる。
また、実際に参加しても、私のように損きりを細かく行うやり方だと損きりした後に上昇することが多く、結局は損だけして上昇には乗れないことが多い。
したがって、今後はパニック相場の場合相場が落ち着くまで参加しない。

トレードでいくら損をしたかという金額が重要なわけではなく、負け方の中身が重要で、それをどのように今後に生かしていけるかが一番大切なのだと思います。

自分のトレードの内容を検証して、反省することで、自分自身を知ることができますし、それを今後のトレードルールの作成や、個々のトレードに生かすことができると思います。今回の下落で損をした方はノートにその理由を書き出すその作業をすることをおすすめします。

ルール違反をしてしまったので、3営業日のトレード禁止となり、水曜日までトレードはお休みします。

相場の恐ろしさを思い知らされた1週間

今週は相場の恐ろしさを思い知らされた1週間となりました。
私のスタンスは、底値と思われる安値をつけて反発してきた銘柄を少しだけ買ってみるものの基本は様子見というスタンスだったのですが、そのようにかなり頻度も量も抑えた売買でしたが、それでもそれなりにやられました。
特に、あれだけ大きく下落した後に出来高を伴って下げ止まった木曜日の下ひげがだましになるとは、本当に驚きました。
今日の後場の下落は、相場ではありえないようなことでも起こるという例として頭に焼き付けておきたいと思います。
ここからは多少なりともリバウンドがあるのでしょうが、すでに資金の余力も気力もない状態で、しばらくはトレードを休みたい気分で一杯です。
年初からのマイナスは950万円程度で、トレード強制終了まであと約50万円となりました。近いうちに強制終了になりそうな気がしますが、それまではほそぼそと続けるつもりです。
むしろ、今年の相場でマイナス10%で終了であれば、それほど悔いはありません。

本日のポジション

なし

一般信用取引による優待ただどり(続)

優待ただどりについてですが、株式分割が予定されている場合の扱いには注意が必要なようです。

カブドットコムのQ&Aによると

「建玉銘柄が株式分割を行なった場合、建玉単価はどうなりますか?」
・長期信用(一般信用)で建てている場合
→返済期日が、分割等権利付最終約定日の前営業日に繰り上がりますので、建玉単価の調整はありません。

・制度信用で建てている場合
→分割比率によって、下記の(1)(2)のように権利処理の方法が変わります。

(1)売買単位の整数倍の新株式が割り当てられる株式分割の場合
例えば、分割比率が1:2となるような場合
●株式分割の比率に応じて、制度信用取引の売付株数または、買付株数を増加し、約定値段を減額します。
(例)
A社、建玉単価900円、1,000株の信用建玉が、1対2の株式分割を実施した場合
分割後株数=1,000株(分割前株数)×2(分割比率)=2,000株
分割後の建玉単価=900円(建玉単価)÷2(分割比率)=450円
■権利落ち日以降の買付(売付)株数は、2.000株、建玉単価は450円となります。

(2)上記(1)以外の株式分割の場合
例えば分割比率が1:1.5となるような場合
●制度信用の売付株数、買付株数は増加しません。
●証券取引所が定める権利処理価格の分を建玉単価より差し引く調整を行ないます。

となっており、一般信用の売りについては、分割等権利付最終約定日の前営業日に返済しなければならないため、権利落ちを持ち越すことができません。

また、制度信用の売りについても、整数倍ではない分割の場合、権利処理価格での調整となり、端数部分は持ち越しできないので、価格変動リスクが生じます。

8月優待のビックカメラは優待権利落ちと同時に株式分割の権利落ちがあるので、一般信用取引による優待ただどりはできないようです。

私はこの点に気がつかずビックカメラの両建てをしていました。

本日のポジション
ファンコミュニケーションズ【JASDAQ:2461】買い20株
ノエル【JASDAQ:8947】買い20株
ゼンテック・テクノロジー・ジャパン【ヘラクレス:4296】買い10株
SBIベリトランス【ヘラクレス:3749】10株

精神的にきつくなった場合の対応

日経平均が年初来安値更新しました。
このところかなりきつい下げで精神的にきつくなっている方も多いと思います。

精神的にきついと感じるということは、そのポジションが大きすぎるか、損きりなどをすべきタイミングでしていないか、ナンピンを重ねて含み損が膨らんでいるなど、そのポジション自体になにかしら問題があると考えた方がいいと思います。

私は、精神的にきついと感じる時は、そのポジションになにかしら問題があると判断して、そこが安値だと思っても、そのポジションを間違いだとを認めてポジションを解消することにしています。

相場がどうこうではなくて、精神的にきつくなるようなポジションを組んだ時点で負けは決まっていたというように考えるようにしています。

本日のポジション
アウンコンサルティング【マザーズ:2459】買い10株
吉野家ディー・アンド・シー 【東証1部:9861】買い20株
ダイヤモンドダイニング 【ヘラクレス:3073】買い5株
ビックカメラ 【JASDAQ:3048】買い10株(現物)
ビックカメラ 【JASDAQ:3048】売り10株(一般信用)