【2月15日 10:49 テクノバーン】DAオフィス投資法人 <8976> が値幅制限の下限となる前日比10万円安の80万円まで気配値を切り下げてストップ安売り気配となっている。
前日14日に証券取引等監視委員会は金融庁に対して不動産投資信託運用のダヴィンチ・セレクトを行政処分するよう勧告。DAオフィス投資法人も同社に対して資産運用を委託しており、ダヴィンチ・セレクト絡みでの連想売りがでている。
ダヴィンチ・セレクトの親会社となる ダヴィンチ・アドバイザーズ <4314> の株価も値幅制限の下限となる前日比2万円安の12万7000円まで気配値を切り下げてストップ安売り気配となっている。
ここまでテクノバーンのニュースを引用
このダヴィンチのニュースには個人的には相当にショックを受けました。
新興不動産の中でも最も強い値動きをしていたダヴィンチは保有してこそいませんでしたが、有力な投資対象として注目するとともに、期待をしていたからです。
昨年来ずっとそうでしたが、新興市場や小型株に投資するリスクというものをこれまで以上に真剣に考えなければいけないと感じさせられました。
大型株に比べて新興市場や小型株に投資する場合に大きくなるリスクとしては以下のようなリスクがあると思います。
○コンプライアンス違反等のリスク
どの市場に上場しているかにかかわらず、この株式投資を行う以上このリスクは避けられないリスクですが、社内のコンプライアンス体制が大企業と比べて整備の度合いが低い小型株の方がこのリスクは大きいと思われます。
○業績の下方修正リスク
このリスクも、この株式投資を行う以上避けられないものですが、もともとの売上や利益の規模が大きい企業では、売上や利益が予想に達しなかったとしても分母の数字が大きいために、下方修正の率は小さくて済む一方で、もともとの売上や利益の規模が小さい企業では、売上や利益が予想に達しなかった場合の、下方修正の修正率は大きくなる傾向があり、インパクトは大きくなるということは言えます。
○流動性のリスク
上昇時には出来高があっても、下落時には全く出来高がなくなって売るに売れなくなるという流動性のリスクは小型株に顕著です。
このような大きなリスクと引き換えに、上昇時には、短期間での大幅上昇など大型株にないリターンが見込めるのであり、新興市場や小型株のリスクを十分に理解した上に投資をする必要があるとあらためて思いました。
本日のポジション
日本製紙グループ本社 (東証1部:3893)売り30株
Speak Your Mind