優待取りのコストを徹底解明

昨日の補足ですが、一般信用取引の売り建てができる証券会社は、カブドットコム証券以外にも、松井証券、岩井証券、大和証券などがあるようです(他にもあるかもしれません)。

カブドットコム証券で、現物の買いと一般信用取引の売りで優待取りをする場合、現物取引は手数料が高いため、制度信用取引で買って現引きを行います。
そして、権利落ち後に現渡しで決済します。

この取引を行う場合のコストを考えてみました。

まず、買いと売りそれぞれに売買手数料がかかります。
現引きと現渡しには手数料はかかりません。
制度信用の買いについては建玉日1日分の金利を支払う必要があります。
あと、売り建玉に対して年1.5%の貸株料がかかります。

また、配当落ちがある銘柄の権利確定日に売り建玉を持ち越した場合は、配当落調整金を支払う必要があります。
この配当落調整金は、配当金額から所得税源泉徴収相当額を差し引いた金額(つまり現在は配当金額×0.93)であるとのことです。
非常に細かいですが、配当落ちがある銘柄で両建てを行って権利確定日を持ち越した場合、配当金額×0.9を現物の配当として受け取る一方、配当金額×0.93を配当落調整金として支払う必要があるので、配当金額×0.03はコストとして必要になります(配当を確定申告した場合は別の計算が必要となります)。

つまり、カブドットコム証券で優待取り狙いで現物買いと一般信用売りを行うコストとしては、

一般信用売りの手数料:483円~1260円
制度信用買いの手数料:483円~1260円
一般信用売りの貸株料:年1.5%
制度信用買いの金利:年2.85%
配当金額×0.03   

がかかることになります。

オリエンタルランドを本日終値で400株両建てした場合を例に挙げると、

一般信用売りの手数料:1,155円
制度信用買いの手数料:1,155円
一般信用売りの貸株料:117円/1日当り×5(注1)=585円
制度信用買いの金利1日分:221円
配当金額×0.03   :25円×400株×0.03=300円

の合計3416円のコストがかかります。
手数料以外にも見えにくいコストがかかることには注意が必要ですが、逆日歩のリスクがなく上記のコストでディズニーランドのチケット4枚もらえるので得だと思います。

(注1)カブドットコム証券での現渡しは株券が来てからとなるようで決済できるのは4営業日後になるようです。したがって、今日の売り玉の現渡しが可能なのは今週の金曜日となり、今日の売り玉には5日分の貸株料がかかるようです(未確認)。
この点についての情報をお持ちの方は是非コメント下さい。

本日のポジション

○優待取り
オリエンタルランド 【東証1部:4661】買い400株(現物)
オリエンタルランド 【東証1部:4661】売り400株(一般信用)
コメリ 【東証1部:8218】買い1000株(制度信用→現引き)
コメリ 【東証1部:8218】売り1000株(一般信用)
コーセー 【東証1部:4922】買い1000株(制度信用→現引き)
コーセー 【東証1部:4922】売り1000株(一般信用)

○優待落ち狙いの売り
オリエンタルランド 【東証1部:4661】売り2500株(一般信用)
東武鉄道(株) 【東証1部:9001】売り1万株(一般信用)

○スイングトレード
松下電器産業【東証1部:6752】買い4000株

○その他
日興コーディアルグループ【東証1部:8603】買い2万株(現物TOB応募用)

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