業績のいい銘柄の損切り

先日書いた「宴の後銘柄」と「PERが低いと買いたくなる人は要注意」の記事が好評だったので、今日は、第三弾です。

昨年、日経マネーの取材を受けたときに、編集者の方いわく、トヨタなどの優良銘柄を塩づけにして含み損を抱えている個人投資家が非常に多いという話を聞きました。
おそらく今年は鉄鋼、商社あたりを塩づけにされている方が多いのではないかと思います。

こうした銘柄で大きな損失を出してしまうメカニズムは非常に単純です。

たいていは、こうした銘柄群は、買う段階では、好業績と株価に割高感がない状態で安心して買える銘柄です。

その後、業績の下方修正などの業績面の悪材料が出れば、見切りをつけやすいので、損切りもしやすいと思います。
しかし、こうした銘柄群は業績を伸ばしながら株価が下げていきます。
業績がいいのに、株価が上がらないことを変だなとは思っても、業績がいいので、そのうち上がるだろうと、含み損に耐えてしまう選択をしてしまいやすいのです。

業績がいいのに株価が下がる銘柄というのは、心理的に非常に損切りがしにくいのでささっと悪材料を出してくれる銘柄と比べて却って性質が悪いのです。

株価がずいぶん下がってしまった後になって、「減益」「業績下方修正」などの業績面の悪材料が出てきて、株価が下落していた理由がはっきりするのです。
そして、それならもっと早く言ってくれよ、早く言ってくれたらもっと早く損切りしたのにと思うわけです。

その悪材料を確認してから損切りすると、ずいぶん安いところで損切りをさせられるはめになります。

つまり、業績がいいのに株価が下がるパターンになったときは、株価が将来の成長の減速や減益などを織り込み始めた可能性があることを認識して、実際に悪材料が出るずっと前から警戒しておく必要があるのです。

優良株以外でも不動産関連でも、同じメカニズムでやられた方は多いのではないかと思います。
こちらも、同じように、配当が10%超とかPER2倍とかになっている時点で、配当を出せないことや、予想した業績を達成できないことを株価が織り込み始めているという認識が必要なのだと思います。
そういう認識をできるようになると、これまでよりずっと早く損切りができるようになると思います。

本日のポジション
リサ・パートナーズ(8924)買い100株
エン・ジャパン(4849)買い30株

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