旧レックスの不当なMBO

東洋経済オンラインにアップされている「不透明”なMBOに司法が警鐘 旧レックス株買い取りで少数株主の利益保護判決」は興味深いです。

記事の一部を引用すると、事実の経緯としては、
「旧レックスはMBOの方針を発表する3カ月近く前の06年8月21日に、特別損失の発生および業績見通しの下方修正を発表。これを機に同社株価は大幅な下落に見舞われた。そして株価下落後の同年11月10日に、業績の再下方修正とともに、アドバンテッジパートナーズが運営するファンドが出資する企業が1株23万円で旧レックス株を一般株主からTOBで取得すると発表。」

これに対して裁判所の判断は、
「東京高裁は「企業会計上の裁量の範囲内の会計処理に基づくもの」としつつも、「8月21日の下方修正は、MBOの実施を念頭に置いて、特損の計上に当たって、決算内容を下方に誘導することを意図した会計処理がされたことは否定できない」と決定文で言い切った。」
とのこと。

「要は前向きな財務リストラの要素を持つ中長期的事業計画の事実を伏せたまま、大幅な特別損失のみを発表したことが、情報開示のうえで問題あり、という考え方だ。」

この件については、私もレックスに投資はしていませんでしたが、一投資家として不当なMBOとの印象を強く持っていました。
恣意的な特損計上による下方修正により株価を撤退的に下落させて、底値圏わずか13・9%のプレミアムでのMBOをされたのでは、投資家は株価回復を待つという選択肢を不当に奪われてしまうからです。
こんなことがまかり通るのであれば、上場した後に悪材料を連続して出して、株価を徹底的に暴落させてMBOで非上場化するなどという錬金術さえ可能になってしまいます。

ここまで踏み込んだ判断をした東京高等裁判所には拍手を送りたいと思います。

Comments

  1. >東洋経済オンラインにアップされている「不透明”なMBOに司法が警鐘 旧レックス株買い取りで少数株主の利益保護判決」は面白いです。
    面白い との表現を用いて コメントをされてますが、当方 その当時 牛角の株主でしたので 当事者でもあり 面白くもなんともありませんし
    面白いとの 表現は 不快です
    興味深いとか 書いていただけたならと思います
    なお 当時のレックスのMBOは どこから見ても
    不当な価格の提示でした
    自分は 偶然にも 斎藤手法で 利益を上げられたのですが
    二度と 牛角には行かない と誓い、現在に至っています。
    レックスについては 夕凪さんも 私同様 株式を保有されていたと記憶しています
    機会がありましたら この不当な価格提示について
    夕凪さんにコメントを もらってみてください。

  2. petitbootang says:

    株式投資は自分との戦いですので、誰が何と言おうと聞き流すのが正しいと思います。そのことで株価が上がったり下がったりする訳ではないのですから。
    このような訂正要求をすることは筋違いと思います。

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