オリックスCBその後、日経リンク債など

昨年12月に発行されたオリックスのCBは71.35円まで下落しています。
この商品に関しては明らかに発行条件がもともと投資家に不利だったと言えると思います。
このCBについては、すでに発行されていた社債の利回りや、CDSのスプレッドなどから、その利回りで信用リスクを取ることがどうかということを検討していれば、手を出さないで済んだ商品だと思います。

また、このところ個人投資家向けにかの悪評高い日経平均リンク債の販売も行われているようです。
日経平均が○月○日の終値の○○%を割り込まなければ○○%の利息がつくというような商品です。
最近は、日経平均4000円台とかに設定されているようですね。
こういったリンク債は、投資家に高利回りの債券を買ったと錯覚させて、実際にはプットオプションの売りというデリバティブを使ったハイリスク商品を売りつける商品です。
しかも、こうした商品を投資家が買えば買うほどノックインを狙う投機筋からの先物売りでノックインしやすくなるという、まさに自分で自分の首を絞める商品です。

仕組みの詳細についてはロイターの記事などを参考にして下さい。

こういった悪質商品をつかまされないように注意したいところです。

現在のポジション
wowow(4839)買い20株
丸井(8252)買い3000株

みずほフィナンシャルグループの優先出資証券

「みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)は23日、予定していた優先出資証券の発行条件を決定し、8億5000万ドル(約850億円)を調達すると発表した。調達資金は、グループのみずほコーポレート銀行の永久劣後特約付貸付金として全額充当する。
 発行するのは米ドル建配当金非累積型永久優先出資証券で、配当は2014年6月まで年率14.95%の固定となり、その後は変動配当となる。払込予定日は2月27日。みずほFGの普通株への交換権は付いていない。今回は国内の投資家を対象に募集せず、米国の適格機関投資家に対する限定私募のほか、ユーロ市場で募集した。」

以上ロイターから引用

これは、海外の機関投資家向けなので、個人では買えませんが、この条件だったら私は買いたいです。
優先出資証券は、劣後債よりも株式に近い性質の金融商品で単純に利率を比較することは妥当ではないとはいえ、国内で発行する予定の個人向け劣後債の利回りとあまりに条件が違いすぎます。

ちなみに、劣後債の条件については、「銀行側が当初想定していたよりも低い金利だ」そうです。
個人向けだと、(個人の方が機関投資家と比べるとリスクに鈍感なので)利率が低くて済むということでしょうか。

私はメガバンクの劣後債は購入を検討してもいい商品かなと思っていましたが、もう少し待って、銀行の不良債権の状況など明らかになるともっといい条件が出てきそうな気もするので、しばらく様子をみようと思いなおしました。

(参考)
三菱東京UFJ銀行の個人向け劣後債 2.75%
三井住友銀行の個人向け劣後債 2.73%
みずほコーポレート銀行2.38%~3.38%(仮条件)

本日のポジション
wowow(4839)買い20株
丸井(8252)買い3000株

産業再生法関連

今年2月3日に閣議決定された「産業活力再生特別措置法の改正案」には、「一般企業への公的資金注入」などと報道されている制度が盛り込まれています。
具体的には、直接資本注入するのではなく、指定金融機関(日本政策投資銀行と商工組合中央金庫)の自己資金で出資し、企業の倒産などで損失が生じた場合は、政府が損失の5~8割程度を補てんするという制度のようです。
すでにエルピーダ(2月4日報道)、ロプロ(2月15日報道)などが申請を検討していると報じられています。

エルピーダの場合2月3日終値が610円に対して、報道後は、
2月4日終値 648円
2月5日終値 678円
2月6日終値 694円
2月9日終値 725円
と大きく上昇しています。
(もっとも2月18日時点では611円に戻っています。)

ロプロについては、2月13日終値21円に対して、報道後は、
2月16日 19円
2月17日 17円
と大きく下落しています。

まだ事例が少なく、今後の動向を観察する必要がありますが、産業再生法申請の報道でその後の株価が大きく変動する可能性があり、相場のテーマの1つとして注目しておきたいと思います。

関連銘柄として、オリックス、大京、JAL、ソフトバンク、パイオニア、三菱自動車、日産自動車等に注目しておきたいと思います。
そう言えば、昔2003年ころにも再生関連銘柄群というのが人気化したことがありました。

(関連銘柄については、ネット上における情報収集によるものであり、独自に具体的な根拠があるわけではありませんので、この点についての苦情は受け付けません。)

参考記事
日本証券新聞 探せ!!「政府が救う企業」

本日のポジション
wowow(4839)買い20株

下落警戒

ここ数日、日経平均先物は、不気味なほど値動きが小さくなってきています。
チャートの形状からは三角もち合い下放れ後の時間調整局面のように見えるので、さらに下に放れる可能性があると思われるので警戒しています。

日経平均先物とダウ先物との連動は続いているので、ダウ先物を見ながら相対的に日経平均先物が高いか安いかを判断するようにしています。

本日のポジション
wowow(4839)買い20株

シカゴ先物取引の失敗談(2)

前回の続きです。

私は、ドル建ての日経平均の取引為替リスクがあると思い、ドルをショートすることで為替リスクをヘッジしようとしました。
しかし、為替をヘッジしたつもりが、為替の損益は、全く別に発生してしまいました。
何が間違っていたのでしょうか。

私は、CFD取引が差金決済であるということを見落としていたのです。
例えば、ドル建ての現物株を買う場合、ポジション全体に対して為替リスクを負うことになります。
しかし、差金決済の場合、
(決済値-建値)×売買単位×為替レートで損益が計算されます。
したがって、ポジションを保有している間の為替レートの変動リスクは負わないのです。
ドル建ての日経平均先物の売買単位は1単位あたり5ドルなので、
ドル建ての日経平均先物の損益は、
(決済値-建値)×5ドル×為替レートとなります。

つまり、先の例で、1ドル90円のときにドル建ての日経平均先物9000円を買って、決済時に1ドル100円、ドル建ての日経平均先物が9000円とすると、
損益は、(9000-9000)×5×100=0となります。

本日のポジション
wowow(4839)買い20株

メガバンクの個人向け劣後債

メガバンクから個人向け劣後債が発行されます。

株式会社三菱東京UFJ銀行第19回期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)
利率年2.30~3.30%(仮条件)
期間8年(3年経過後、発行者の判断で利払い日に繰上償還される可能性あり)
250万円単位

みずほコーポレート銀行第4回期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付) 
利率年2.38~3.38%(仮条件)
期間8年(3年経過後、発行者の判断で利払い日に繰上償還される可能性あり)
200万円単位

株式会社三井住友銀行第14回期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付) 
利率年2.30~3.30%(仮条件)
期間8年(3年経過後、発行者の判断で利払い日に繰上償還される可能性あり)
100万円単位

いずれも劣後債ですので、万一破綻した場合には、一般債権を全て払ってなお残りの財産がある場合にしか支払がなされません。
またいずれも前償還条項付きなので3年経過後は償還される可能性があります。

メガバンクはつぶれないと思うのであれば、購入を検討する価値はある商品だと思います。

シカゴ日経平均先物取引の失敗談(1)

私は、昨年まで、ドル建てのシカゴ日経平均先物を取引するにあたって、ドル建てのポジションだから為替リスクを取っているのだろうと勘違いをしていました。

私の頭の中では次のように考えていました。
1ドル90円のときに日経平均9000円=100ドルなので、ドル建ての日経平均を買うと買い値は100ドル。

決済時に1ドル100円、日経平均9000円=90ドルとすると、ドル建ての日経平均の決済値は90ドルになって10ドル×100円=1000円損失になるのだと。

つまり、ドル建ての日経平均の買いポジションを建てた場合、円安になると損失になり、円高になると利益になるのだと。

また、いくつかのサイトを調べたところ、CMEの円建ての日経平均先物とドル建ての日経平均先物の価格の差は日米の金利差によるものという解説もあり、ドルのショートポジションのコストが価格差なのだなと思っていました。

そこで、為替によって生じる損失をヘッジしながら円建とドル建てのペアトレードをしようと考えました。

そのように考えていた私は以下の取引を実践してみました。

そこで私が建てたポジションは以下の通り。

円建て日経平均先物(以下「NK円」と表示)@8200円買い14枚
ドル建て日経平均先物(以下「NKドル」と表示)@8390売り14枚
ドル@90.30売り 63万 

今から考えるととても恐ろしいことですが、そのときはこれで、為替リスクをヘッジした上でNK円とNKドルのペアトレードを行った気になっていました。

このポジションを建ててみて、数時間後に為替が91.30円に動いた時点で、異常に気がつきました。

その時点では、

NKY 8280円 で含み益が56万円
NKD 8470円 で含み損が51万円
ドル  91.30円で含み損が63万円

「為替の分丸々損してる。あれおかしいぞ???」

後で分かったのですがこれは考え方が完全に間違っていました。

次回に続く

本日のポジション
wowow(4839)買い20株
KDDI(9433)買い6株
サイバー・コミュニケーションズ(4788)買い1株

CB

環境の変化に対応するためにも、私は常に新しい収益機会を探し求めています。
ある手法が、いつでも通用するわけではないことがよく分かっているからです。
環境によっては通用しない手法、時間の経過や制度の変更によって機能しなくなる手法もあります。

これまでもスイングトレード以外で収益を得られる可能性のある手法には積極的に取り組んてきましたし(権利入札、優待落ち空売り、四季報先回り投資など)、日頃も常に新しい収益機会がないか探してつづけています。

最近は、個人向けの社債がよく発行されるので、調べているうちに既発のCBに興味を持つようになりました。
結構魅力的な利回りになっているものがあります。

例えば、以下のCBは株式への転換はほとんど見込めない水準ですが、単なる社債としてもなかなかの利回りです(1月末時点のQUICKの数値)。

野村総合研究所 残存年数 5.151年  3.095%
シャープ    残存年数 4.652年  3.543%
丸井      残存年数 2.989年  3.754%

今後、再度信用不安が高まる局面があれば、さらに利回りが上昇すると思われ、その時はつぶれる可能性の低い会社のCBを何銘柄かパッケージで買うのもいいかなと思っています。

あと、逆乖離となっているCBと株式の空売りを組み合わせてさやを取る方法がありますが、証券会社を選べば(丸三と丸八が安いみたいです。)、意外とCBの取引手数料が安く、銘柄によっては1%程度のさやは抜けるようなので、逆乖離が開いたタイミングでこの戦略を使うのはありな気がしています。

本日のポジション
wowow(4839)買い20株

100兆円の話

私は普段ブログで政治的な話題は避けているのですが、今日は少しだけ政治的な話題です。
最近ネットで以下のような情報を見つけて、本当かいなと思って、いろいろ調べていました。

2008年9月、福田康夫は、アメリカ政府から、日本が保有する全外貨準備高にあたる1兆ドル(約100兆円)の提供をしつこく求められていた。そして、渡辺喜美氏を中心にアメリカに100兆円提供する案をまとめていたが、福田首相はこれを断固拒否したという話です。

この話の原典は、浜田和幸著/光文社刊『「大恐慌」以後の世界/多極化かアメリカの復活か』のようです。
100兆円の提供?そんなあほなと思って調べてみると、産経新聞の記事がありました。

以下抜粋して引用。

7月16日、渡辺喜美金融担当相は訪ねてきた米政府元高官に語りかけた。
「米住宅抵当金融公社の経営不安を憂慮しています。まず、日本は政府の保有分はもとより、民間に対しても住宅公社関連の債券を売らないように言います」
うなずく米要人に対し、渡辺氏は続けた。「米政府が必要とすれば日本の外貨準備の一部を公社救済のために米国に提供するべきだと考えている」

渡辺案は、米国の自力による住宅公社再建には限界があるとみて、この6月末で1兆ドルを超えた日本の外貨準備を米国の公的資金注入の資金源として提供する思い切った対米協調である。

あとは、時事通信社の記事もありました。

100兆円提供が本当だとすると、おそろしい話です(ただ上記記事では100兆円全部とは書いていないので、100兆円のうちいくら提供するプランだったのか詳細は不明)。
最近まで、2兆円の給付金でもめていましたが、アメリカへの最大100兆円の提供の話など全く話題になってないですよね。
本当に大切なことは、国民の知らないところで決まってしまう政治は怖いなと思いました。

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wowow(4839)買い15株
住友商事(8053)買い2000株

ポジションサイジングによる損失のコントロールとその限界

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