ノルウェー輸出金融公社の格下げ

「24日の一般債市場で、ノルウェー輸出金融公社のサムライ債(円建て外債)の価格が下落した。気配は第1回債(償還2015年6月)が81円オファー─74円ビッド、第2回債(償還2016年7月)が80円オファー─70円ビッド。ムーディーズが22日、ノルウェー輸出金融公社の格付けをAa3からBa1に7段階引き下げたことをきっかけに、気配値が大幅に下落したという。」
以上ロイターから引用。
ほとんどの投資家には関係ないニュースかもしれませんが、このノルウェー輸出銀行は、日本での日経リンク債などの仕組み債の発行体になっています。
一般的に、日経リンク債などの仕組み債の発行体には、発行体が潰れるといった信用リスクを排除するために、できるだけ高格付けの発行体を用意しているようで、今回のように
発行体が投資不適格になるというのは想定外の事態のようです。
私も野村証券に手数料を落とすために、損を承知の上で、別の会社である「ノルウェー地方金融公社」の日経リンク債を少しだけ持っています。
5000円台に設定されたノックイン価格にならなければ、年4%台の利息がもらえる商品です。
通常、こうした仕組債を買う場合、ノックインのリスクだけを考えて買うと思いますが、発行体の信用リスクのことは頭にないと思います。
今回の格下げは、発行体の格付けが高くても何があるか分からないという怖い事例になってしまいました。
今後、仕組債を買う場合は発行体の信用リスクにも注意する必要があります(といっても買う時点では高格付なので、どうしようもないよね。やっぱり仕組債は買ってはいけない商品なのかもしれません。)。

大証TOBと大証の株価

大証は、来年実施予定のTOB価格48万円に対して、現在の株価は43万6500円となっています。
この株価は高いの安いの、どうなのというのを考えてみたいと思います。
先日も書きましたが、TOB発表後の理論株価は、おおむね以下のようになります。 
TOBがなかった場合の株価+(TOB価格-TOBがなかった場合の株価)×買付割合
ここでは一連の報道が始まる前の11月4日終値365000円を、「TOBがなかった場合の株価」と仮定してみます。
この場合の理論株価は、
365000円+(48万円-365000円)×2/3=44万1666円
となります。
もっとも、今回のTOBでは、完了するまでに最大で9か月程度の期間が空くので、その分の買い方のコスト(金利)を差し引いて考える必要がありそうです。
年2%で割り引くと、43万5041円
年3%で割り引くと、43万1728円
年4%で割り引くと、42万8416円
年5%で割り引くと、42万5103円
となります。
来年3月の配当4500円を加算した金額が現在価値ということになります(厳密には配当も上記のように割り引いて考える必要がありますが数百円なので省略します。)。
つまり、現在の株価は、365000円をTOBがなかった場合の株価として、買い方のコスト年3%を割り引いた場合の水準とほぼ一致するということができそうです。
買い方のコストを割り引くという考え方からすると、仮に今後、現在の欧州金融危機等が悪化して、買い方のコストが上昇すれば、もう少し大証の株価は下げる可能性があると思います。

オウム真理教の首都制圧計画

「東京地検次席検事として捜査を指揮した甲斐中辰夫・元最高裁判事(71)がインタビューに応じ、早期摘発の機会を生かせなかった教訓や、教団が企てた、70トンものサリンや1000丁の自動小銃を使用する「首都制圧計画」が食い止められた経緯を、次のように語った。
~中略~
教団は、自分の手で製造した70トンものサリンを霞が関や皇居に空中散布して大量殺人を実行し、混乱に乗じて自動小銃を持った信者が首都を制圧するという国家転覆計画を企てていた。
~中略~
今、そんな計画を聞いても荒唐無稽な印象を受けるかもしれないが、教団は実際、サリン散布のためにヘリコプターを購入していたし、自動小銃の試作品もでき、信者らの訓練もしていた。計画が実行されていれば、三日天下くらいは取られていたかもしれない。」
以上読売新聞から引用
この平和な日本で、本気で国家転覆を計画していたなんて驚きです。
ヘリコプターでのサリンの空中散布を計画していたなんて想像するだけでも恐ろしいですね。
この世の中には、全く想像が及ばない危険もあるのだとつくづく思いました。

日経平均8400円の攻防

日経平均8400円付近は重要な節目(9月安値8359円や10月安値8343円がある)となっており、ここを守れるかどうかに注目しています。
ここを維持できれば、8400円~9200円でのもちあいという見方もできますが、ここを割れてしまうと、3月15日安値8227円や心理的節目8000円がありますが、目先の需給悪化は避けられそうにありません。
もっとも、最近は節目割って、下げトレンド突入と見せかけて反発というケースが多いので、8400円割れたら単純に売りとは思っていません。
本日のところなんとか維持できた模様ですが、海外市場の下げを要因として下げる場合、国内市場の節目など無視して下げてしまうので、まだまだ油断できません。
現在のポジション(200万円枠)
シーシーエス(6669)@133000円 買い30株
シーシーエス(6669)@138300円 買い5株
現在の確定損益 ▲2万3900円
(計算の都合上、金利、手数料は考慮していません。)

LED電球

先日、新聞の折り込みチラシを見ていて、昨年まで3000円くらいしていたLED電球が1000円を切っていて驚きました。
LED電球の価格推移を調べてみるとおおむね以下のような推移となっています。
2009年4月頃 販売価格 およそ8000円
2010年3月  販売価格 およそ3000円
2011年11月 販売価格 およそ1000円
LED電球は、製造に必要な技術的ハードルはあまり高くないようで、競争が激化したことが価格暴落の原因のようです。
売れ筋のパナソニックの商品でもネット最安値が800円くらいです。
そろそろ我が家もLED電球に切り替えようかと思いました。
現在のポジション(200万円枠)
シーシーエス(6669)@133000円 買い30株
シーシーエス(6669)@138300円 買い5株
現在の確定損益 ▲2万3900円
(計算の都合上、金利、手数料は考慮していません。)

ビックカメラに襲いかかるアマゾンの脅威

株主優待目的の保有が3期目となるビックカメラですが、目先の業績はいいのですが(1株利益7277円PER5.6倍)、株価はぱっとしません。
ちなみに業界トップのヤマダ電機も株価はPER7倍程度でしか評価されていません。
私はビックカメラの株を持ってはいますが、実は家電量販店の商売やり方はあまり好きではありません。
競合店がある都市部では安く売るが、競合店の少ない地方では高く売る。
情報収集力や交渉力がある人には安く売るが、情報収集力や交渉力がない人には高く売る。
といったやり方です。
それが経済原理であり、当然のことと言われるかもしれませんが、取れるやつからむしり取ろうという考え方がいやらしく感じます。
しかし、こうしたビジネスモデルは近い将来すたれていくと思います。
最近こういうことがありました。
これまで、家電量販店では、カカクコム等に掲載されている無店舗型の業者の価格については、競合価格と見なさないという態度が多かったように思います。
カカクコムの最安値を見せても、それは無理ですよと一蹴されるのがオチでした。
しかし、先日加湿器を購入した際、アマゾン本体の販売価格をスタッフに見せると、すんなりその価格まで下がりました(ポイント考慮後の価格ですが)。
私がそのスタッフに「最近はアマゾンが頑張ってるんで脅威じゃないですか。」と聞くと「そうなんですよ。」とぼやいていました。
どうやらアマゾンを競合他社と見なしているようです。
最近ネット通販をしていて感じることは、アマゾンはかなり広いジャンルにおいて他社の価格調査をして対抗価格をつけて頑張っているということです。
送料無料も相まって、かなりの競争力があるように思います。
全国どこからでも送料無料で、最安値に近い安い価格で、しかも信用ができるアマゾンから買えるとなると、角山さんも記事で書かれていますが、家電量販店の存在意義はかなり薄れていくと思います。
町の電気屋さんが廃れていったように、家電量販店も将来は廃れていくということを株価は暗示しているのではないでしょうか。

フェローテック下方修正

フェローテックが平成24年3月期通期連結業績を下方修正しました。
株価の推移を見ていれば、大方の予想通りの下方修正と思いますが太陽光発電関連のコア銘柄としてこの銘柄の業績動向には今後も注意を払っておきたいと思います。
売上    700億→630億
経常    72億→42億
1株利益  172.16→93.16

みずほ100円の攻防

みずほが昨日と本日節目の100円にタッチしました。
100円というと、配当利回りがちょうど6%ですし、指標面から見ると非常に割安なので、買ってみたいと思っている方も多いと思います。
ただし、110円付近でも、同様に、高配当の割安株として、個人の買いが溜っている銘柄なので、売り圧力は相当にある銘柄だと思います。
また、欧米の銀行破たん等の金融危機等が起きると真っ先に売られる銘柄であること、メガバンク3行の中では一番見劣りする銘柄であることも確かなので、すぐに買いかと言われると難しいところです。
100円という水準は、長期的には買っておいて損はしない水準だと思っていますが、個人的には、ここから先で投げがあればそこで拾いたいと思っています。
昨日売り建てたプットオプションは3万円の利益になりました。
現在のポジション(200万円枠)
シーシーエス(6669)@133000円 買い30株
シーシーエス(6669)@138300円 買い5株
現在の確定損益 ▲2万3900円
(計算の都合上、金利、手数料は考慮していません。)

本日の売買11/10

あと1日で500円以上の下落はないと考えて、日経平均Op 11プット8000を5円で6枚売りました。
それでも、何十枚も売らないで、6枚しか売らないのは相場の世界では何が起きるか分からないからです。
また、押し目を形成したシーシーエス(6669)をさらに買い増しました。
個人的には、日経平均8400円は割れないでもち合い形成することを想定しています。
現在のポジション(200万円枠)
シーシーエス(6669)@133000円 買い30株
シーシーエス(6669)@138300円 買い5株
日経平均Op 11プット8000@5円 売り6枚
現在の確定損益 ▲5万3900円
(計算の都合上、金利、手数料は考慮していません。)

大証TOBは儲かるのか?

経営統合交渉を進めている東京証券取引所と大阪証券取引所が、合併時期を来年秋とすることで最終調整に入っているとのニュースが日経新聞朝刊トップ記事に掲載されました。
これを受けて本日大証の株価は7%強上昇しています。
投資家として気になるのは、「今からでも事前に買っておけば儲かるの?」という点です。
TOB価格は、TOB発表日の終値よりは上になると思われますが、だからと言って、事前に買っておけば必ず儲かるとも言えないのが難しいところです。
先回り買いをする場合、以下の2点が問題になります。
まず、第一にTOBの発表がいつか分からないので自分が買った時と比較して、発表日の終値が下がっているかもしれないこと。
第二に、TOBは上限付となる予定なので、TOB発表後の株式の価値は、買付割合を考慮した価格となること。
TOB発表後の理論株価は、おおむね以下のようになります。 
TOBがなかった場合の株価+(TOB価格-TOBがなかった場合の株価)×買付割合
第一の問題点を避ける方法としては、株価が下がった時だけ買うことや、自分が買う前に発表されたら仕方ないと諦めて、できるだけ時期を遅めに買い始めることなどが考えられます。
難しいのは第二の点で、通常のTOBは事前予告なくいきなり発表されるので、発表前に株価が、「TOBがなかった場合の株価」と言えます。
しかし、今回のように、何度も事前報道されると、すでに株価がTOBを織り込んでいるので、「TOBがなかった場合の株価」の算定が難しいです。
ここでは、11月4日終値365000円を、「TOBがなかった場合の株価」と仮定してみます。
TOB価格が、仮に、本日終値+10%の43万円とすると、理論価格は概ね以下のようになります。
(1)上限は66.6%の場合
365000円+(43万-365000円)×66.6%=40万8290円
(2)上限が50.01%の場合
365000円+(43万-365000円)×50.01%=39万7506円
この計算からすると、本日終値391500円というのは、このまま株価が横ばいで推移するのであれば、まあ利益が出る水準かなと思います。
プレミアム10%というのも上振れする可能性がありますし(下振れするかもしれませんが。。。)。
しかし、株価がTOB発表時までに下がっていたり、プレミアムが低かったりすると、損することもあるかもしれません。
私の結論:11月4日終値365000円を、「TOBがなかった場合の株価」と仮定することがある程度正しいとすると、11月4日終値365000円に接近する場面で買えば損はしない可能性が高いかなと。
後は株価が25日移動移動平均線から下に乖離したら買うなんて方法もリスクが低そうな気がします。
上記は、個人的な試算と感想なので、正しさなどは一切保証できませんのでご了承下さい。