KYB(7242)の逆張り買いはありかなしか

建物の免震・制振装置で性能検査記録データを改ざんしていたと発表した KYB(7242)で逆張り買いはありかなしか検討してみました。

2015年3月に免震ゴム性能偽装が発覚した東洋ゴム(5105)の場合、
偽装発覚直後の値動きをみると、寄り底となって大き目の陽線となっています。
そして、3か月もたたずに株価は発表前の株価を回復しています。

5105日足

これだけを見ると、 KYB(7242)も寄付きから逆張り買いをして大引けで売るトレードをしたくなります。

しかし、企業の規模や不祥事の規模についても確認してみました。

まず、時価総額ですが、現時点で
東洋ゴム(5105)2400億円規模
KYB(7242)800億円規模

とKYB(7242)は、東洋ゴム(5105)の約3分の1の規模です。

次に、偽装商品を納品した物件数ですが、

東洋ゴム(5105)154件
KYB(7242)986件

KYB(7242)の物件数は、東洋ゴム(5105)の約6倍となっています。

次に、東洋ゴム(5105)がこの事件によってどれくらいの損失を出したのか調べてみました。

日経新聞の2017/2/15の記事によると、
「東洋ゴム工業は15日発表した2016年12月期連結決算で、免震ゴム性能偽装関連の特別損失を667億円計上した。問題が発覚した15年12月期からの累計は1134億円」とされており、154件の物件合計で1134億もの損失を出していました。

KYB(7242)の偽装により、単純にこれの6倍の特別損失が出ると仮定すると、6804億円規模になり、時価総額800億円のKYB(7242)の場合、企業として存続できるかどうかわからない規模の事件です。

そのため、単純に東洋ゴムと比較して、楽観視しない方がいい案件だと思いました。

ということで、逆張りの買いはパスしました。

今日は、私がリアルにトレードをするかどうか考えた際の、思考経過を書いてみました。

もちろん、短期的な需給なんてどうなるか分かりませんけどね。

 

 

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