守りが肝心

過去5年の相場環境を振り返ると、2003年~2005年の上昇相場で挙げた利益のうちどれだけを2006年以降の下落相場で守れているかの勝負という感じになってきています。
攻撃力の高い(上昇相場で大きな利益を上げることができる)投資家は、防御力が弱い(下落相場で大きな損失を発生させる)場合が多く、2003年~2005年の利益を全て溶かしてしまった投資家もいると思われます。
上昇相場で攻撃力が高く、下落相場で防御力が高いのが理想ですが、なかなかそううまくはいかないものです。
個人的には、2006年からの下落相場も3年目に突入ということで、そろそろ、いつ上昇相場がきてもおかしくないと思っています。
今の相場は総悲観に近い状況であり、きっかけ次第で、今年中にも中長期的な上昇相場に入る可能性もあると思っています。
ただし、現在はまだ防御力が勝負の忍耐が必要な相場が続いていますので、いつかはやってくる上昇相場に備えて、しっかりと防御を固めておきたいと思います。

本日のポジション
ソニー(6758)買い1000株
トーセイ(8923)買い37株

流動性の低い小型株には要注意

今日の相場を見ていて思うのは、リバウンド局面において大型株と比べて小型株の戻りがにぶいということです。
ここから先も何があるか分かりません。
海外で大きな下落があった場合に、流動性の低い小型株は売りが殺到して思わぬ値段まで下落する可能性があるので、流動性の低い銘柄の買いには流動性リスクがあります。
そういった銘柄は、思わぬ安値で投げる立場ではなくて、思わぬ安値で拾う立場に立ちたいものです。

本日のポジション
なし

もういいだろうという考えは通用しない

今の相場は、売られる銘柄は徹底的に叩き売られます。
新興市場の銘柄では、1,2か月で40~50%の下落はめずらしい光景ではなくなり、東証の大型株でも銘柄によっては20~30%ほとんどリバウンドもなく下落しています。

今の相場では、これだけ下落したからもう買ってもいいだろうという考えは全く通用しません。ナンピンをすれば簡単に破滅できます。

PERもある程度低くなると買いたくなりますが、新興不動産など来期PER4倍台まで下落するものもあり、PERが低いからといって買うのも危険な状況です。

私も支持線まで下落したものを拾っては投げての繰り返しです。
最近新規のポジションがなしなのは、トレードしてもすぐ損きりにかかるからです。
今日も住友金属鉱山を拾ってみましたが引けで投げました。

本日のポジション
なし

リスク許容度

株式投資に限らず、投資を行う際に重要なことは、その資金がどこまで減ることを許容できるのかということです。
それは、資金の性質、投資家の年齢、投資家の性格などによって様々だと思います。
どこまで減ることを許容できるかということを決めると、どれだけリスクを取れるかということが決まります。
それによって、投資方針が決定されるのだと思います。

私は将来的には、外国債、外国株、国内株式、国内債券などに資金を振り分けてポートフォリオを組もうと考えていますが、現在は国内株式100%です。
これまでに確定した利益があるので中長期的に、20%~30%の資産減少は許容できると思っています。
しかし、1年では10%程度が許容できる最大値だと考えています。

その数字に近づけば近づくほど、リスクは小さく取りずらくなり、その数字から遠ざかれば遠ざかるほどリスクは大きく取りやすくなります。
現在はかなりその数字に接近してきたので、出金という手段を取り、リスクを大きく取れないようにしました。
お金を口座に入れたままでも大きなリスクを取らないことは可能ですが、口座に資金がたくさん入っているとチャンスだと思った時にポジションの大きさを抑えるためにはかなりの精神力が必要で、そのために無駄な労力を使いたくないので、出金により、大きなリスクを取ることを物理的に不可能にしておくことにしたのです。

本日のポジション
なか卯【JASDAQ:7627】買い2500株
ケアネット 【マザーズ:2150】買い6株
ゼンショー 【東証1部:7550】買い2500株
ソニー【東証1部:6758】買い1000株

リスク許容度

私は、マイナスが大きい時はリスクのとり方を小さく、反対にプラスが大きい時とはリスクを大きくとるようにしています。そうすることで、資産推移のグラフで言うと、下にぶれにくく、上に振れやすくするためです。

ここ数週間は相場環境が非常にいいため、6月に入ってからの4営業日で、3月、4月、5月の3ヶ月分のマイナスは全て取り戻しました。
これによってかなりリスク許容度が高まりリスクを取れる状態になっています。

これはおそらく他の個人投資家全般にも言えることで、新興市場の銘柄などを見ているとこれまで指数が高くて買いづらいと思っていた投資家も積極的に買いをいれてきているように感じます。
株式市場は約3か月の暗黒の時期をようやく過ぎて、積極投資に適した時間帯に入っているとの認識です。

本日のポジション

ビックカメラ 【JASDAQ:3048】買い120株
住友金属鉱山【東証1部:5713】買い1000株
竹内製作所【JASDAQ:6432】買い2000株
ダイヤモンドダイニング【ヘラクレス:3073】買い5株
アセット・マネジャーズ【ヘラクレス:2337】買い50株
リビングコーポレーション 【マザーズ:8998】買い10株

暴落のリスク

同時多発テロの時やライブドアショックの時もそうでしたが、数年に1回くらいは、今日のようになんの前兆もなく株価が暴落することがあります。
このような暴落に巻き込まれると、いくら損きりをきちんと設定していても、売り気配を切り下げていくために売ることができず、想定していた損失よりもはるかに大きい損失が発生してしまいます。

このような暴落リスクは、株式投資を行う上で避けて通れないので、いつ暴落が起きても再起不能にならない程度のポジションになるように日頃からリスクをコントロールしておくことが肝要です。

保有しているすべての銘柄について新興市場の銘柄は20%程度、東証の銘柄は10%程度の下落リスクを見ておけば、実際の下落がその数字を越えることはほとんどないと思います。
保有しているすべての銘柄がそれだけ下落しても耐えられるかどうかという点によってポートフォリオ全体のリスクの上限を設定するといいと思います。

もし、今回、大きすぎるポジションを持っていたために大きな損失が発生してしまったのであれば、今後ポジションの大きなをコントロールするいい機会だと思ってリスクの取り方についての勉強をされるといいと思います。

本日のポジション

なし

我慢のトレード

私は、トレードの成功が続いている時や資産が順調に増加している時は、ポジションサイズを大きくするとともに、トレードの頻度も高くします。反対に、損きりが続いている時や資産が減少している時は、ポジションサイズを小さくするとともに、トレードの頻度も低くします。

そうすることで、資産増加時においては、増加した資産の範囲内で積極的にリスクを取ることができ、資産減少時には、リスクを極力抑えることで、資産減少を抑えて、自分のトレード手法に適した相場環境になるまでの間、資金を温存することができるからです。

私は小型株の売買を得意としていることもあり、昨年の11月末以降の大型株の上昇相場には乗れておらず、先週から資産は減少傾向にあります。
そのため、最近はポジションサイズを小さくするとともに、トレードの頻度を低くして資産の減少を抑えるようにしています。
当分は我慢のトレードが続きそうです。

本日のポジション

りそなホールディングス (東証1部:8308)買い30株
琉球銀行 (東証1部:8399)買い5000株

理由が分からない下落でも損きりは必要

一見何の理由も見当たらないのに株価が急落する時があります。
理由なくいきなり株価が急落した時の損きりというのは、理由が明らかな下落と比べて心理的にやりずらい面があります。
多くの人は、結果には原因があると思っていて、原因がはっきりしない場合の結果は心理的に受け入れがたいからです。
しかし、株式投資の場合、下落した原因を後付けで究明することはあまり意味がありません。
重要なのは損きり価格まで下落したという事実であって、下落がいかなる理由であっても、その事実を受け入れる必要があります。
したがって理由なく急落した場合でも損きり価格になった際には損きりをきちんとすることが大切です。

むしろ理由のない急落が、悪材料の前兆であるということもあります。
私自身、特に理由がないのに株価が下落して、おかしいなと思いながらも損きりをしたところ、その直後に悪材料が発表されて、損きりしたことで傷が浅くてすんだということが何度もあります。

具体的には昨年5月に2000円付近で株価が持ち合いとなっていたアビリットを売買していたところ、なぜか株価が急落して、すぐに損きりが約定しました。
その後業績の下方修正によって株価は、ストップ安を交えて急落し、数ヶ月で株価は約5分の1の420円まで下げました。あまりにも下げが強烈だったので、発表前に損きりできて助かったなあという印象を強く持ちました。
このときは、株価が特に理由がなく大きく下げたときであっても損きりをきちんとすることの大切さを改めて感じました。

本日のポジション

ラ・アトレ (ヘラクレス:8885)買い10株
エムケーキャピタルマネージメント (マザーズ:2478)買い20株

ヘッジ売りについて

先月、今月とヘッジ売りの難しさを痛感しています。
そもそもヘッジ売りというのは、相場全体の下落に対する保険として、買いポジションに対して一定の売りポジションを持っておくことで、相場の下落に対するリスクをヘッジするために行うものです。

ヘッジは必ずしも買いポジション全額にかける必要があるとは考えておらず、買いポジションが大きい時に、一定の売りを入れることで、差し引きの買い越し額が資産に占める割合が大きくなりすぎなければいいと考えています。

先月は、新興の買いに対して野村ホールディングをヘッジ売りをしていたところ、新興は下げ、野村は上昇したために両方のポジションから損失が発生してしまうことがたびたび発生しました。
今月は、新興の買いに対して新日鉄をヘッジ売りしていたところ、新興は大きく上昇し、新日鉄は横ばいであったため一時は大きな利益が出ましたが、ポジションをはずすタイミングが遅れたために、今月の利益を半減させてしまいました。

ヘッジ売りで考えなくてはいけないこととして、

1 銘柄選択
2 ヘッジをどの程度かけるか(ポジション全体をヘッジするのか一部をヘッジするのか)
3 ヘッジ銘柄が上昇した時の損きりを個別に行うのか、買いポジションとのペアトレードとみなしてポートフォリオ全体で行うのか
などといった問題点があります。

まず銘柄選択ですが、ヘッジ売りの銘柄は、流動性の高い大型株でボラティリティの高すぎないものがいいように思います。もちろん指数先物もありだと思います。
本当は新興市場の先物のようなものがあれば、新興銘柄のヘッジはしやすいのではないかと思います。
新日鉄の場合は、市場で最も人気化(仕手化)している銘柄であり、ヘッジ売りに適していなかったと思われます。

ヘッジをどの程度かけるかについては、相場全体の方向性と自分の資産に占めるポジションの大きさとの関係で決定すべきなのだと思います。

相場全体が上向きの時はヘッジなし又はヘッジは少なめ、相場全体が下向きの時はヘッジは多めにしておきたいとことです。
また、資金とポジションの関係については、500万円の資産で100万円の買いポジションであれば、ヘッジしなくてもリスクは大きくないでしょうし、500万円の資産で500万円の買いポジションであれば、下落リスクが大きいのである程度のヘッジを入れておくことを考えてもいいと思います。
つまり、資産にしめる買いポジションが大きいと感じたら売りポジションを入れてヘッジを入れておくということです。

損きりについてですが、私個人としては、ヘッジ売りの場合も個別に損きりを入れています。ただし、損きりをあまりきつめに入れると、ヘッジ売りの損きりが約定してヘッジがなくなった後で相場が下落した場合、両方から損失が出て踏んだり蹴ったりの状態になるので、通常の売買よりも損きりは緩めに入れています。

私自身、ヘッジ売りについては、始めてから2年程度でまだまだ研究途上ですので、ご意見等がありましたが、ご遠慮なくコメントして下さい。

本日のポジション

ニッシン債権回収(マザーズ:8426)買い200株
エース交易(JASDAQ:8749)買い3000株
住友信託銀行(東証1部:8403)買い2000株
ラ・アトレ (ヘラクレス:8885)買い10株
住友不動産販売(東証1部:8870)買い1000株
みずほ信託銀行(東証1部:8404)買い10万株

私のポジションサイジング

長いこと専業投資家さんから以下のコメントを頂きましたの私のポジションサイジングについてもう少し詳しくご説明します。

>avexfreakさんはこんな巨大なリスクはとらないと思うのですが、実際はどの程度のリスクをとりますか?それと現在のポジションの公表ではなくて、落としたポジションに関して公表したほうがいいと思いますよ。

実際のトレードでは、多くは20万円~50万円程度(資金の0.2%~0.5%程度)のリスクを取っています。直近のトレードで利益が多く出ている時や、相場の環境がいい時は若干リスクを大きめにする一方、損失が出ている時や、相場の環境が難しいと感じる時は、リスクは小さめにします。
1%を越えるリスクを取る場合というのは、1つの銘柄を戦略銘柄にして、計画的に買い増しをしていく場合などで、1注文で1%のリスクを取るということはほとんどありません。

ポジションに表示ついては、増減の表示のみでは、現在のポジションがわかりにくくなるので、大引けの時点のポジションの表示にしています。増減については、前日の記事と並べて見て頂くと分かるようになっていますのでよろしくお願い致します。