人民元建て中国国債

マネックス証券からメールで、日本国内では、初めてとなる一般個人投資家を対象とした人民元建て中国国債の販売を開始するとのお知らせメールがきました。
人民元に直接投資できて、金利も受け取ることができるのであれば、おいしい商品かもしれないと思い、ちょっと調べてみました。
利率 年1.00%
申込単位 額面500,000人民元単位
単価 既発債であり約定価格は時価
為替手数料 片道20銭
償還日 2013年12月1日
申込期間 2011年1月20日~1月24日午前9時まで
この商品は1単位あたり往復で、20銭×50万×2=20万円の為替手数料を払うことになります。
それに対して償還費までの利息は、概算で50万元×1%×2年=1万元なので、現在のレート12.6円で計算すると、税金の説明がないので税率が分かりませんが、仮に20%だとすると、手取りは10万円ほどです。
現在の人民元のレートは1元12.6円が償還時までそのままだとすると、為替手数料から利息を引いて10万円ほど損をする計算になります。
仮に、償還時に1元が13.6円となっていれば、為替で50万円ほど利益がでるので、40万円ほどの利益が出る計算になります。
つまり、この商品は、50万元の買いポジションを約2年間取る手数料として約10万円支払う商品ということのようです。
ここでFXと比較してみます。
SBIのFXで中国元を買うと、スワップポイントが、10万元あたりマイナス150円となっています。
仮に、50万元の買いポジションを2年間保有すると54万7500円の支払いが必要になります。
50万元の買いポジションを約2年間取る手数料として約10万円というのは、マイナススワップを払ってFXで買いポジションを取るよりは割安という見方もできるかもしれません。
現在のポジション
なし

クリック証券のキャンペーン

クリック証券が口座開設をしてFXで5回新規トレードするだけで、入金金額の2.5%(上限は25万円)がもらえるキャンペーンをしています。
信託保全されているので破綻リスクは気にしなくていいみたいですし、特に落とし穴はなさそうなので、口座開設の申し込みをしてみました。
1000万円入金して5回新規トレードするだけで25万円もらえるキャンペーンというのは驚きです。

フリーETF

カブドットコム証券では、本日から売買手数料が無料のフリーETFという商品が売買できるようです。

以下の対象銘柄の現物取引・信用取引の手数料が無料になるようです。

MAXIS トピックス・コア30上場投信(1344)
信託報酬 ファンドの純資産総額×年0.1995%以内他

MAXIS 日経225上場投信(1346)
信託報酬 ファンドの純資産総額×年0.1785%以内他

MAXIS トピックス上場投信(1348)
信託報酬 ファンドの純資産総額×年0.0819%以内他

流動性や年間の信託報酬が他のETFと比較してどうかを検証してみないとなんとも言えませんが、ざっと見た感じでは信託報酬はTOPIX連動型上場投資信託(1306)の年0.1155%と比べても遜色がないようで、なかなか面白い企画だなと思いました。

現在のポジション
UKCホールディングス(3156)買い1000株

株主優待高利回り株への投資が悩ましい理由

株主優待を行っている株の中でも、株価に対して得られる株主優待の価値を利回り換算した場合に高利回りである、いわゆる優待高利回り株は投資対象としては扱いが難しい面があります。

それは、株主優待の権利付最終日をまたいで保有すると、激しい株価下落に見舞われる可能性があるという点です。
最低単位だけ保有しているのであれば、受けられる株主優待の価値と同じだけ株価が下落してもたいした問題はないのですが、複数保有している場合は得られる1株あたりの優待価値が低いので問題です。

例えば、私が現在現物で保有しているビックカメラですが、この銘柄の株価は本日終値30900円に対して、1株保有の場合、3000円のお買物券(2年目は4000円のお買物券、3年目以降は5000円のお買物券)がもらえます。
優待利回りは、9,7%(2年目12.9%、3年目以降16.1%)と高利回りとなっています。

私は、現物株で60株保有しているので、8月の権利付最終日をまたぐと、1万円のお買物券(2年目は11000円のお買物券、3年目以降は12000円のお買物券)がもらえます。
これを優待利回りに換算すると、0.54%(2年目0.59%、3年目以降0.65%)にすぎません。

おそらくかなり高い確率で、自分がもらえる優待価値+配当金額以上の株価下落に見舞われると思われるので、この現物を保有したまま権利付最終日をまたいでいいものかどうかはかなりの悩ましい問題なのです。

おそらく現実的な対応策としては、権利落ち前に60株のうち59株を一度売却して、権利落ち後の下落したところで買い戻すことになると思います。

さらに、こうした銘柄には、株主優待廃止リスクがあります。
業績不振により、株主優待を廃止または縮小する企業は多いですし、、株主に対する公平な利益還元の観点から株主優待を廃止する会社も出てきています。

つい先日も、私が保有しているビューティー花壇(発表時の優待利回り約10%)が、株主に対する公平な利益還元の観点から株主優待を廃止すると発表し、翌日には株価が、4.2%下落し、優待目的ではなく保有していた私によってはいい迷惑でした。
ちなみにこの銘柄は3年以上長期保有した場合優待利回りが約20%となるはずでしたが、今期末で3年以上の長期保有とカウントされる直前で株主優待制度自体が廃止されてしまいました。優待目的で買われた方は泣く泣く手放されたのだと思います。

このように、株主優待高利回り株に、優待目的ではなく投資していると、優待権利落ちリスクと優待廃止リスクという2つのリスクを抱えることになってしまうのです。

(注)この記事はいかなる意味でも本文に掲載した銘柄を推奨する意図はありません。

みずほFGの配分なし

みずほFGの公募ですが、連絡がないので昼休みに野村證券に電話をしてみたところ配分なしとのことでした。
25000株申し込んで配分全くなしとは思っていなかったのでがっくりきました。
野村證券の口座は1年くらい前に開設して500万円を入れたのですが、その後取引なしのまま放置していました。
基本的には会社の裁量で配分されるのでしょうから、買い手が多い場合、日頃からの取引実績がないと厳しいのかもしれませんね。

みずほFGの公募

みずほFGの公募売出し価格は、昨日終値190円から3.16%のディスカウントの184円となりました。
200円以下の水準であれば長期的に見ても割安な水準だと考えて、火曜日に主幹事証券の野村証券に25000株申し込みをしておきました。

このところ、野村、東芝、大和証券、オリックスなど大型の増資が相次いでいることもあり、信用取引で売り建てて確実にディスカウント分を儲けるPO(公募株)投資がはやっているようですが、私はしばらくヘッジ売りなしで様子をみるつもりです。
現時点でまだ配分の連絡は来ていません。

伊藤園の優先株式

ここ数日の間に、伊藤園の第1種優先株式を買ってみました。

優先株ってあまり馴染みがないので、伊藤園のホームページを調べてみました。

伊藤園の優先株式の主な内容は以下のようになっています。

1 普通株式に配当する場合、優先株式には普通株式の125%の配当を行う
(今期は、普通株式は38円に対して、優先株式は48円の配当)

2 普通株式が無配の場合を含めて1株あたり最低15円の配当を保障する

3 配当が連続してなされないなど例外的なケースを除いて株主総会において議決権を行使することができない

4 一定の要件を満たす公開買付や合併、株式交換、上場廃止などのイベントが生じた場合には強制的に取得され、普通株式が交付される

簡単に言うと、議決権がない代わりに配当が125%払われる株式です。

一般に、株主の権利というのは、配当請求権、残余財産分配請求権などの自益権と、株主総会における議決権の共益権からなると言われます。
この株式は、共益権がなく、自益権のみからなる株式ということになります。

それでは、いったい株式のうち、配当請求権にいくらの価値があり、議決権にいくらの価値があるのでしょうか。
それが分かれば、普通株式の株価から、優先株式の理論株価を計算できるはずです。
しかし、上場している優先株が他にないので、議決権の価値が株式の価値の何%が相場だといった判断はできないが現状です。

ここでは、
普通株式=議決権の価値G+普通株式の配当請求権H+その他の権利I
優先株式=普通株式の配当請求権H×1.25+その他の権利I
と仮定して(注)、

現在の株価から議決権の価値、配当請求権の価値を計算してみます。

普通株式1401円(6月22日終値)
優先株式 834円(6月22日終値)
なので、

1401=G+H+I
834=1.25H+I

よって、
H=667-0.8I
G=567+0.25H=733-0.2I

方程式はこれ以上解けません。
しかし、少なくとも、議決権が567円~733円の間で評価されていることが分かります。
また、配当請求権の価値が667円以下でしか評価されていないことも分かります。

小難しい理屈は抜きにしても、6%近い配当は魅力的と感じてずっと注目していたところ(ただし前期では配当性向が100%を超えており、余裕がある配当ではないのでこの利回りがいつまでも続くとは限らないところが弱点だと思います)、800円付近で下げ止まったように見えたので買いを入れてみました。

現在のポジション
伊藤園の第1種優先株式(25935)買い6000株

(注1)いかなる意味でもこの記事は買いを推奨するものではありません。私自身株価動向によってはすぐに売却することもありえます。

(注2)優先株式の計算部分については、私なりの考え方で計算したので、一般的な計算方法ではないです。
ネット上で調べた範囲では、優先株を永久債とほぼ同じ金融商品とみて理論価格を計算する方法、普通株式と優先株式の価格差を議決権プレミアムと配当請求権の違いに加えて流動性プレミアムを考慮して説明するもの、まず配当可能利益から優先株への割増配当金額を引いた金額からPERを出し、そのPERに1株利益+割増配当を掛け合わせて優先株の議決権付き理論株価を出し、そこから優先株の株価を引いて議決権の価格を計算するものなどがありました。

個人向け社債販売好調

「大手証券が個人投資家を対象とした社債の販売を強化している。2008年度の大手5社の販売額は前の年度比4.3倍と大幅に拡大。株式市場の混乱で個人マネーが値動きの激しい金融商品を敬遠、相対的にリスクが限定的な大企業が発行する社債へと向かったためだ。預貯金よりも利回りが高いため、各社は社債がマネーの有力な受け皿になると見ており、今後も積極販売する方針だ。

 昨年度の個人向け社債の市場規模は2兆144億円と、07年度の4370億円から一気に拡大した。運転資金を必要とする企業・金融機関が機関投資家だけでなく、個人にも積極的に社債を発行したためだ。」

以上日経新聞から引用

企業が資金調達の手段として、個人向けの社債を発行することが多くなってきています。
企業からすれば、機関投資家向けよりも有利な条件で発行できるなどのメリットがあり、個人投資家とすれば銀行の定期預金や個人向け国債よりも有利な利回りということでメリットがあり、双方の利益が一致した結果かと思います。

私も個人向けの社債には注目していますが、個人向け社債は、市場の要求する利回りと比べてかなり低い場合もあるので、CDSの価格情報や、既発の社債などの利回りと比較して妥当な水準なのかどうかを判断して購入した方がいいと思います。

新生銀行の春の円定期キャンペーン

また新生銀行が春の円定期キャンペーンとして1年もの1.1%、5年もの1.7%で預金を集めています。
個人向け国債(5年)の利回りの倍以上という高い金利は他の銀行と比べて破たんリスクが高いことの裏返しともいえます。
しかし、ペイオフで保護される金額の範囲内で預金する分には、無リスクなので預金者の視点からするとかなり有利な商品といえると思います。

参考URL

http://www.shinseibank.com/powerflex/cam/cam_ytd2.html

以下の記事では、新生銀行は機関投資家から非常にリスキーな銀行と見られており社債で資金調達が難しい状況なので預金で資金調達をしていると解説されています。

参考URL

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0902/04/news053.html

仮に、高金利で預金を大量に集めて破たんされると、ペイオフとなるわけですが、預金保険機構が預金者に払うお金は、銀行が預金保険機構に払っている保険料を原資とした保険金として支払われます。

高金利で預金をたくさん集めて破たんされると他の銀行にも預金保険機構に払う保険料の値上げなどとして降りかかってくる可能性がある話なので、比較的健全な銀行は、こうした高金利での預金獲得を苦々しい思いで見ているのではないかと想像します。

オリックスCBその後、日経リンク債など

昨年12月に発行されたオリックスのCBは71.35円まで下落しています。
この商品に関しては明らかに発行条件がもともと投資家に不利だったと言えると思います。
このCBについては、すでに発行されていた社債の利回りや、CDSのスプレッドなどから、その利回りで信用リスクを取ることがどうかということを検討していれば、手を出さないで済んだ商品だと思います。

また、このところ個人投資家向けにかの悪評高い日経平均リンク債の販売も行われているようです。
日経平均が○月○日の終値の○○%を割り込まなければ○○%の利息がつくというような商品です。
最近は、日経平均4000円台とかに設定されているようですね。
こういったリンク債は、投資家に高利回りの債券を買ったと錯覚させて、実際にはプットオプションの売りというデリバティブを使ったハイリスク商品を売りつける商品です。
しかも、こうした商品を投資家が買えば買うほどノックインを狙う投機筋からの先物売りでノックインしやすくなるという、まさに自分で自分の首を絞める商品です。

仕組みの詳細についてはロイターの記事などを参考にして下さい。

こういった悪質商品をつかまされないように注意したいところです。

現在のポジション
wowow(4839)買い20株
丸井(8252)買い3000株