みずほフィナンシャルグループの優先出資証券

「みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)は23日、予定していた優先出資証券の発行条件を決定し、8億5000万ドル(約850億円)を調達すると発表した。調達資金は、グループのみずほコーポレート銀行の永久劣後特約付貸付金として全額充当する。
 発行するのは米ドル建配当金非累積型永久優先出資証券で、配当は2014年6月まで年率14.95%の固定となり、その後は変動配当となる。払込予定日は2月27日。みずほFGの普通株への交換権は付いていない。今回は国内の投資家を対象に募集せず、米国の適格機関投資家に対する限定私募のほか、ユーロ市場で募集した。」

以上ロイターから引用

これは、海外の機関投資家向けなので、個人では買えませんが、この条件だったら私は買いたいです。
優先出資証券は、劣後債よりも株式に近い性質の金融商品で単純に利率を比較することは妥当ではないとはいえ、国内で発行する予定の個人向け劣後債の利回りとあまりに条件が違いすぎます。

ちなみに、劣後債の条件については、「銀行側が当初想定していたよりも低い金利だ」そうです。
個人向けだと、(個人の方が機関投資家と比べるとリスクに鈍感なので)利率が低くて済むということでしょうか。

私はメガバンクの劣後債は購入を検討してもいい商品かなと思っていましたが、もう少し待って、銀行の不良債権の状況など明らかになるともっといい条件が出てきそうな気もするので、しばらく様子をみようと思いなおしました。

(参考)
三菱東京UFJ銀行の個人向け劣後債 2.75%
三井住友銀行の個人向け劣後債 2.73%
みずほコーポレート銀行2.38%~3.38%(仮条件)

本日のポジション
wowow(4839)買い20株
丸井(8252)買い3000株

メガバンクの個人向け劣後債

メガバンクから個人向け劣後債が発行されます。

株式会社三菱東京UFJ銀行第19回期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)
利率年2.30~3.30%(仮条件)
期間8年(3年経過後、発行者の判断で利払い日に繰上償還される可能性あり)
250万円単位

みずほコーポレート銀行第4回期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付) 
利率年2.38~3.38%(仮条件)
期間8年(3年経過後、発行者の判断で利払い日に繰上償還される可能性あり)
200万円単位

株式会社三井住友銀行第14回期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付) 
利率年2.30~3.30%(仮条件)
期間8年(3年経過後、発行者の判断で利払い日に繰上償還される可能性あり)
100万円単位

いずれも劣後債ですので、万一破綻した場合には、一般債権を全て払ってなお残りの財産がある場合にしか支払がなされません。
またいずれも前償還条項付きなので3年経過後は償還される可能性があります。

メガバンクはつぶれないと思うのであれば、購入を検討する価値はある商品だと思います。

CB

環境の変化に対応するためにも、私は常に新しい収益機会を探し求めています。
ある手法が、いつでも通用するわけではないことがよく分かっているからです。
環境によっては通用しない手法、時間の経過や制度の変更によって機能しなくなる手法もあります。

これまでもスイングトレード以外で収益を得られる可能性のある手法には積極的に取り組んてきましたし(権利入札、優待落ち空売り、四季報先回り投資など)、日頃も常に新しい収益機会がないか探してつづけています。

最近は、個人向けの社債がよく発行されるので、調べているうちに既発のCBに興味を持つようになりました。
結構魅力的な利回りになっているものがあります。

例えば、以下のCBは株式への転換はほとんど見込めない水準ですが、単なる社債としてもなかなかの利回りです(1月末時点のQUICKの数値)。

野村総合研究所 残存年数 5.151年  3.095%
シャープ    残存年数 4.652年  3.543%
丸井      残存年数 2.989年  3.754%

今後、再度信用不安が高まる局面があれば、さらに利回りが上昇すると思われ、その時はつぶれる可能性の低い会社のCBを何銘柄かパッケージで買うのもいいかなと思っています。

あと、逆乖離となっているCBと株式の空売りを組み合わせてさやを取る方法がありますが、証券会社を選べば(丸三と丸八が安いみたいです。)、意外とCBの取引手数料が安く、銘柄によっては1%程度のさやは抜けるようなので、逆乖離が開いたタイミングでこの戦略を使うのはありな気がしています。

本日のポジション
wowow(4839)買い20株

新生銀行の「実りの特別円定期」

昨年にも書きましたが、新生銀行の「実りの特別円定期」はしばらく使わない資金を入れておくにはかなり有利な選択肢だと考えます(ただし1000万円以内で)。
5年もので年1.7%の金利というのは、1月15日に発行された個人向け国債5年ものの金利(0.8%)の倍以上だからです。

通常、金融商品のリターンはリスクと交換に手に入れるものです。
国債よりも高いリターンの商品は、国債よりもそれだけ大きなリスクを取っているということを示しています。

新生銀行などの銀行が、国債よりも高い金利を提示している場合、預金者はどういうリスクを取っていることになるのでしょうか。
それは、おそらくその銀行の信用リスクを取っていることによるものだと言えるでしょう。

しかしペイオフによって1000万円までの元金とそれに対する利息は保護されているので、信用リスクは元金1000万円まではノーリスクになっているのです。
したがって、本来は国債よりも高いリスクを取ることで得られるはずのリターンが、リスクの上乗せなしで得られるというおいしい商品といえるのです。

というわけで私も新生銀行に1000万円預金しています。

こういう説明をするとずいぶんお得な商品に見えてきませんか?

新生銀行の預金のよさを力説したところで私には1円も入ってきませんがw、有利な商品だと思うので紹介しました。
特に、全財産を普通預金に入れたままで、運用をする暇がない方にはおすすめします。

現在のポジション
旭硝子(5201)買い5000株

オリックスのCB

「オリックス(8591.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8591=JFI>の第3回無担保転換社債型新株予約権付社債(CB)8591C3.Tが18日、東京証券取引所に新規上場となった。初値は額面100円に対して92.95円、理論価格(パリティ)67.38円、かい離率(プレミアム)37.94%となった。トムソン・ロイターのデータに基づいている。
初値について、CBの市場関係者は「業績が良くないため株価トレンドは下げ基調にあったことから、80円台の初値を想定していただけに、90円台は高めで上場したという印象を持った」と述べた。」

以上ロイターより引用

JACKさんも書かれていますが、先日信用リスクが高いとして取り上げたオリックスのCBですが、はやり低い価格となっています。
新株予約権が付いているとはいえ利率1%というのは、信用リスクに見合った条件ではなかったということだと思います。

この商品に限らず、新株予約権とか、オプションなどがついていると個人投資家にとっては、本当の価値が見えにくくなる(証券会社はそこにつけこんで手数料をたくさん取れる)ので注意が必要だと思います。

こういった手の込んだ商品を売る側の内幕については「巨大投資銀行」を読むとよく分かります。金融小説として面白いだけでなく金融リテラシーを高める本としてもおすすめです。

シカゴの日経平均先物(4)

シカゴの日経平均先物の円建てとドル建ての日経平均のスプレッドについては、これまで私は金利の違いによるものだと思っていました(読者の方からそれは違うというご指摘も頂いたのですが、理解できていませんでした)。

しかし、日米の金利差がなくなったにもかかわらず、やはりスプレッドは180ポイントくらいあるのでおかしいなと。
そこで調べてみると、以下のガイドを見つけました。

ドル建て円建て日経225株価指数先物をスプレッドするための拙速なガイド

非常に難解で、まだ完全に理解はできていませんが、

スプレッド=為替(ドル円)のボラティリティ×指数のボラティリティ×為替と指数の相関×SQまでの日数

と解説されています。

なるほどと思ったのは、円高と株高が連動する局面では、外国人は円建てに投資をしたいと思うので、円建てが高くなるという説明です。

例えば、1ドル100円、指数10000円の時に円建て購入して、

決済時に1ドル90円、指数11000円になると、利益は1000÷90≒11ドルとなります。

決済時に1ドル110円、指数9000円になると、損失は1000÷110≒9ドルとなります。

利益は円高で大きくなり、損失は円安で小さく済みます。
こういう局面では円建てでの投資が有利なので、円建ての方がドル建てよりも高くなるようです。

反対に、現在のように、円安と株高が連動する局面では、外国人はドル建てに投資をしたいと思うので、ドル建ての方が高くなります。

例えば、1ドル100円、指数10000円の時に円建て購入して、

決済時に1ドル110円、指数11000円になると、利益は1000÷110≒9ドルとなります。

決済時に1ドル90円、指数9000円になると、損失は1000÷90≒11ドルとなります。

利益は円安で小さくなり、損失は円高で大きくなってしまいます。

読者の方に教えて頂いて買ったオプションの本でも読んで全体を理解できるにしたいと思っています。

なお、理論面と実践面を同時に学習しようと、現在は、円建て買いドル建て売りのポジションを建てて観察しています。

個人向けの社債

今月は、数社が個人向けに社債の発行を予定しています。
主なものとして以下のようなものがあります。

みずほ銀行
社債:劣後債8年債

野村証券
社債:劣後債8年債、仮条件は年3.6%、

オリックス
新株予約権付社債:年1.0%
転換価額 7138円

一番気をつけないといけないのは、その会社の信用リスクを取って大丈夫かどうかということです。
オリックスはCDSの参考値は1187となっています。これは分かりやすく言うとプロの市場でオリックスの信用リスクを取り除くためには11.8%/年の保証料がかかるということです。
この発行条件でこれだけ大きな信用リスクを取って社債を買っても大丈夫かということを考えないといけません。
みずほと野村はさすがに大丈夫だろうと思いますが、劣後債なので万一破綻した場合は紙くずに等しくなる可能性があることは認識しておく必要があるでしょう。

いずれにしても、国債より高い利率はそれだけリスクが上乗せされているということなので表面的な利率の高さに惑わされないようにしないといけません。

現在のポジション
日経平均先物ミニ@8040 買い18枚
ダウ先物@8560 売り2枚
トレードの方は先物中心で個別はほとんどやっていません。

新生銀行のプラチナ円定期

1年前に1.0%の金利に惹かれて預金した新生銀行の円定期が満期を迎えたので、今度は金利1.8%(税引き後1.44%)の5年ものプラチナ円定期に移しました。
ただ、万一のペイオフに備えて、預金は1000万円だけにして、残りの1000万円は引き出すことにしました。
ちなみにプラチナ会員でない「実りの特別円定期」でも1.7%(1.36%)というのは、9月に発売された個人向け国債0.99%や、10年もの国債約1.5%と比較しても、かなり高い金利だと思います。
新生銀行の信用リスクを反映した金利だとも言えるわけですが、ペイオフで保護される範囲内で預けるにはいい商品だと思います。

個人的には、24時間電話1本で預金の振替や振込ができる新生銀行のサービスは好きなので頑張ってもらいたいと思っています。

なお、私の場合住宅ローンの繰上げ返済をした場合年1.6%のリターンを得られるので、上記円定期よりも繰上げ返済をした方が1年間で16000円得なのですが(厳密には保険料などもあるのでもう少し違います。)、住宅ローンの場合、一度返してしまうと、再度借りることは困難なので、16000円は再度資金を使うためのオプション料だと考えて、繰上げ返済はとりあえずせずに上記円定期に入れておくことにしました。

バランス型投信って本当に安全?

投資家は、ポートフォリオの中に、完全には相関のない複数の資産を持つことによってポートフォリオのリスクを減らすことが出来るのが分散投資で、その理論自体は正しいと思います。しかし、問題は、投信を買う人が現在のような極端な状況まで想定して買っているかというと誰も想定していないだろうということです。売る方も想定していないでしょう。

例えば、投信スーパーセンターで運用資産1000億円以上のバランス型投信を検索して、7本の投信があり、昨日時点での過去1年間のリターンを見てみると、以下のようになっています。

GW7つの卵
世界各国の株式・債券から7つの資産で運用
-36.88 %

日興スリートップ(隔月分配型)
世界の債券および株式に幅広く分散投資
-34.61 %

LM・グローバル・プラス(毎月分配型)
外国の債券に約7割、外国の株式に約3割を投資する
-29.67 %

グローバル3資産ファンド
世界の債券、株式、不動産投資信託(リート)の3つの異なる資産に分散投資を行い、債券、株式、リートへの投資割合は、1:1:1を基本とします
-40.59 %

3資産バランスオープン
海外債券70%、国内株式20%、Jリート10%
-30.42 %

MHAMトリニティオープン(毎月決算型)
原則として、海外債券50%、国内株式25%、J‐REIT 25%を基本とします
-29.6 %

世界財産3分法(不動産・債券・株式)毎月
国内外の不動産、債券および株式の3つの異なる資産へ投資
-36.1 %

軒並み30%程度下落しています。
ここまでの下落は誰も想像していなかったと言えばそれまでなのですが、実際に買って損失を受けてしまった人にとってはそれでは済まされません。
この商品のリスクは、「過去のリスクやリターンから見てこれくらいですよ」という説明をされて買う場合が多いと思いますが、将来もそのリスクの範囲に収まるかどうかは分からないということを理解して買う人はほとんどいないと思います。
標準偏差の考えをもとに、将来のリスクは、99%の確率で、この範囲内と言われても、残り1%になってしまったらどうすればいいの?という問いに対しては答えが分からないのです。

私は、別に投信を批判しているわけではなくて、投信を買う場合でも、リスクというものに対して十分な認識を持たないといけないと言いたいだけです。
投信を買う場合は、どうしてもプロにお任せという感覚になってしまいやすいからです。

私の友人も、昨年銀行で、世界財産3分法を勧められたようですが勉強不足ということで購入は見送りました。よく分からないうちは買わないという彼の判断は、非常に賢明だったと思います。

シカゴ日経平均先物取引(3)

私は、シカゴ日経平均先物取引の売買をひまわり証券のCFD取引(商品市況や株式といった金融商品取引を差金決済する取引)で行っています。
私が一番メリットに感じるのは、海外市場の動きを見てから、日経平均先物のポジションを建てることができることです。
昨日、シカゴ日経平均先物には、円建てとドル建てがあると書きましたが、どちらを取引したらいいのでしょうか。

ちなみに、取引概要は以下の通りです。

CME日経225先物-円建て
取引時間(夏時間)
20:00-05:15
05:30-06:30
07:00-08:00
決済:大証とは相互決済できない、SGXとは相互決済可能
(←早く大証も相互決済できるようにしてほしいです。)

最終決済は日本のSQと同じ
決済通貨:円(建値と決済値の差額が損益となる)

CME日経225先物-ドル建て
取引時間(夏時間)
17:00-05:15
05:30-06:30
07:00-08:00
決済:最終決済は日本のSQと同じ
決済通貨:ドル(建値と決済値の差額に為替レートを掛けた金額が損益となる)

実際の取引では、私はほとんど円建てを使っています。
ドル建ての方が出来高は多いのですが、ドル建てはツール上の価格表示は円表示されますが、実際の取引は為替の影響を受けるのでややこしいのです。

というわけで、私はシカゴ日経平均先物では、円建ての日経平均の方が使いやすいかなと思います。

(本文の一部を修正しています。)

本日のポジション
なし